ハワイ島に行くならぜひ見たい、マウナケア山での星空@2018夏休みハワイ島⑤

2019年7月26日

2018年夏休みのハワイ島でやりたいことのひとつが、マウナケア山で星を観ることでした。マウナケア山で星空を観るのは現地ツアーに参加した方がいいと、数年前に行った友人に聞いていましたが、限られた滞在時間のなかで納得のいく現地ツアーがなかなか見つからず、苦労しました。



スポンサーリンク

 

 

マウナケアの星空観測ツアー

マウナケア山は標高4205mの火山です。広大でなだらかに見えるので、そんなに高い山には見えにくいのですが、冬には山頂に積雪もあり、夏でも山の麓とは違って気温が下がるので、冬装備が必要なほど寒いです。

そして今回星空ツアーをよく調べると、ふたつのタイプの現地ツアーがあることに気づきました。

山頂での星空観測ツアー

ひとつは山頂での星空を見るツアーです。その中でも、サンセットから、または夕方から夜の星空を観るものと、夜中からサンライズ(日の出)を観るものでさらにタイプが分かれます。

  • サンセットからのツアーだと、午後からホテルピックアップが始まり、マウナケア山2800mにあるオニヅカビジターセンターで休憩(お弁当)、その後身体をならしながら山頂へ車で向かうというもの。
  • 日の出を観るツアーだと、深夜にホテルピックアップ(ホテル宿泊者のみなどの指定あり)、オニヅカビジターセンターで軽食、身体をならして山頂へ車で向かうというもの。

山頂の星空ツアーでもこういった2タイプあるわけです。それだけでもどちらがいいか悩みますね。

さらによくツアーの注意事項を読んでみると、結構大事なことが書かれていました。

  • ハワイ島到着日の参加はNG 。
  • 参加日に12歳に達していない子供は参加できない。
  • 妊娠中または心臓疾患や呼吸器系疾患のある方、低血圧、高血圧の方、24時間以内にスキューバダイビングをされた方の参加はNG。
  • ツアー出発前8時間以内の飲酒はNG。
  • 85歳以上の方は医師の同意書が必要。
  • ハワイ島ご出発日のツアーご参加は可能ですが、ハワイ島発のフライトは14:00以降の便をおすすめ。渋滞などによりツアー終了が遅れてフライトに間に合わなかった場合でも、責任は負えない。(サンライズ)

サンライズとサンセットでは違う場合もあるし、ツアー催行会社によって違う場合もありますが、登山がなくて体力がなくても大丈夫!のうたい文句があるのですが、疾患や年齢に関しては結構シビアです。

管理人の家族には年齢での制限は引っかかりませんが、疾患では不安な面があったため、山頂での星空観測は諦めることにしました。心配がいらないようになったら、またその時トライしたいということに。

山麓での星空観測ツアー

もうひとつは、標高2000mでの山麓の星空観測ツアーです。小学生以下の子供連れだと、必然的にこちらになってしまいます。

山麓でのツアーの場合、星空観測だけではなく、ヒロの街や自然を観光したり、ショッピングなども抱き合わせとなったツアーが多く、レンタカーを借りないなら1日でいろいろまわれて盛りだくさんのツアーになっています。

そして山麓ツアーの場合は年齢制限がほとんどないので、抱き合わせの内容によってはほとんどの人が参加できるようになっています。(ハイキングなどが入っている場合は乳児は参加できない場合もあります)

ツアーは絞るも悩む

行くとしたら標高2000メートルの星空ツアーなのですが、口コミだと、雲がかかって見えないことがあり、あちこち場所を移動して見えるポイントを移動したとか…うーん、微妙。

標高2800メートルのオニヅカビジターセンターにレンタカーで行ってきた人の口コミを見つけ、あ、これはツアー参加は今回はやめて、レンタカーでオニヅカビジターセンターに行ってみようと思ったのでした。

なぜかというと、山麓ツアーによく含まれるヒロの街や、滝、パワースポットなどは元々レンタカーで行くつもりでいたからです。

山麓ツアーに参加すると、訪れるところはかぶってしまう上に、ツアー料金も家族4人で4万円を超えます。そして宿泊する予定のマウナラニリゾート内の観光スポットは毎日行くであろうスーパーマーケットのすぐ近くです。

プロの星空ガイドが説明してくれるのは、とてもとても魅力的なのですが、なにしろ大事な短い滞在時間を星空観測以上に使いたくありませんでした。

ということで、我が家の星空観測は、ツアーは利用せずにレンタカー代だけで標高2800メートルのオニヅカビジターセンターで肉眼で星を観ることに決めました。

 

スポンサーリンク



 

オニヅカビジターセンター

オニヅカビジターセンターは、マウナケア山の標高2800メートルの地点にあり、山頂へ行く星空ツアーでは高山病を予防するための身体を慣らす場所として利用されています。

ハワイ出身の日系宇宙飛行士の故エリソン・オニヅカ氏の名前から由来しているオニヅカビジターセンター。

Googleマップでは、日本語でオニヅカビジターセンターで問題なく検索できますが、現地ではマウナケア・ビジターステイションの名前の方が一般的の様です。

ここでは、一般の訪問者もおみやげや、防寒着、カップ麺などの食べ物や飲み物を購入することができます。

センターの外には給湯器があり、カップ麺やココアなどの粉末飲み物を買うと無料でお湯が入れられます。電子レンジも見えますが、あっためるもので何を販売しているのかよくわかりませんでした。

山頂へ行く星空ツアーの参加者たちは、駐車場でツアースタッフがココアや軽食を配っていて、外のベンチで食べていました。(てっきり軽食は室内で食べられると思っていたので、ちょっとびっくりしました)

無料星空観測イベント

英語になりますが、火曜・水曜・金曜・土曜日の午後7時から星空観測イベントが行われていて、無料で参加できますが、駐車場には限りがあるため、早めに行った方が良いかもしれません。

写真の望遠鏡なども設置してくれて星が観られるようです。

オニヅカビジターセンターのすぐ近くには、サンセットを眺められる丘もあり、その丘をハイキングするのも人気があるようで、日没前から駐車場は混み合ってきます。

2018年8月26日から、日曜日はオニヅカビジターセンターが閉館されることになりました。

トイレと駐車場は利用できますが、ショップは閉館なので、食べ物や飲み物の用意をしたうえで個人的に訪れる分には問題ないと思います。

 

管理人一家の星空観測

本当はこの日にヒロに行って、帰りにオニヅカビジターセンターに寄りたかったのですが、いろいろやっていたらヒロに向かう時間がなくなってしまいました。

マウナラニ地区からヒロに向かうには、サドルロードという、マウナケア山とマウナロア山の間にある道を通るのですが、その途中からオニヅカビジターセンター方面に登る道があり、ヒロはまた翌日に向かうことにして、山に登る道を進むことにしました。

そのため、管理人がオニヅカビジターセンターに到着したのは、日没まではまだまだというまだ明るい時間でした。午後6時前頃だったと思いますが、それでもひっきりなしに駐車場に車は入っていきました。

駐車場についてから少し経つと雲が増えてきて、この分だと2000mの山麓での星空観測は難しいのかもしれないと思いました。

ちなみに、後からわかりましたが、2000mの地点というのは、西海岸エリアとヒロを結ぶサドルロード沿いのことでした。1ヶ所だけ誰でも利用できる公園があったのですが、帰りにその公園に寄ったところ、現地ツアー会社のバスが停まっていました。

だんだん暗くなり、サンセットハイキングコースとは別の丘の方に日が沈んでいきます。

このあと少し経つと、ひとつ、ふたつと星が見えるようになっていき、真っ暗になるとほんとうにびっくりするほどの星空となりました。

管理人のカメラは星空の写真を撮るには適していないため、星の写真は撮れませんでしたが、しっかり自分の目に焼き付けることが出来ました。家族みんなも満天の星空には満足してくれたようでした。

管理人が訪れたのは、星空観測イベントが行われていない曜日だったので、駐車場から肉眼だけで空を眺めましたが、なにもなくても天の川をはっきりと観ることができ、星だらけの空を思う存分楽しみました。

これには日没後の写真にもあるように、新月の数日後で三日月でしたので、月の明るさの影響も少なく、星が良く見えた日でもあったため、運が良かったです。

新月を狙っても天気が悪くなることもあるし、旅行の日程優先で行けば満月に当たってしまうこともあるでしょう。

管理人の様にもともと借りる予定だったレンタカーで無料で行くなら、星があまり見えなくても仕方ないですが、星空観測ツアーに行くなら事前に調べておいた方が良いですね。現地ツアーは決して安くないですから、山麓ツアーで1人1万円以上・山頂ツアーだと1人2万円近くかかりますから。

日程上、満月に当たってしまうのなら、他のアクティビティにお金を使った方が楽しめるかもしれません。

 

レンタカーで行く場合の注意

オニヅカビジターセンターまではレンタカーでも行けます。ここまでは道路はすべて舗装されていますが、街灯はありません。サドルロードから上に登って行くとき、途中まではさほど急な坂ではないですが、2800mが近づくにつれて角度が急になるので注意です。

また、下山するときは、エンジンブレーキを利用して降りるようにした方がいいでしょう。

サドルロードはヒロまで時速100キロ近くのスピードを出しても1時間半ほどかかります。レンタカーによっては燃費の悪い車もありますから、ガソリンは満タンの状態で出発するようにしましょう。サドルロードにはガソリンスタンドはありません。

食べ物・飲み物も軽食程度は持っていた方が良いでしょう。これはハワイ島のどこに行っても同じことが言えますが、とにかくお店がないので、人数分の飲み物は持って行くべきです。

2800m地点でも夜は真冬並みの寒さにになります。管理人が行った日は天気も良く風も強くはありませんでしたが、天候不順となるともっと厳しい状況のこともあると思います。防寒、歩きやすいスニーカーをおすすめします。

 

まとめ

オニヅカビジターセンターには日本人で個人的に来ているひとは見かけませんでした。日本人のひとは現地ツアー参加が基本の様でした。管理人も本当は現地ツアーに参加するつもりでいたし、次回はぜひ山頂での星空を観たいと思っています。

でも、時間が限られていたり、抱き合わせのツアーは避けたい場合でも、レンタカーがあれば充分自力でも行けるとわかりました。星空ガイドはつきませんが、自分のペースで星を楽しむことができます。

マウナラニポイントに戻ってから、テラスからでも星が見えると口コミがありましたが、マウナケアで観たあの空とはまったく別ものでした。ぜひ、マウナケアの山で見える星空を観てほしいと思います。

にほんブログ村 小遣いブログ JALマイル・JGC修行へ


スポンサーリンク
JAL日本航空 先得