燃油サーチャージのお話。

2017年6月25日

先日、2017年8月～9月発券分の燃油サーチャージ値下げの発表がありました。

FOP単価が安いな！と思うスペシャル運賃などが出ても、諸費用と燃油サーチャージは運賃価格には含まれていないため、空席検索やいざ予約しようと思うと、想定外のトータル金額になったりしてしまいますよね。その、後から加算される額が大きいほどがっかりしてしまうものです。

なので、修行でFOP単価を安くするだけでなく、燃油を含めた諸費用まで考えて、予約・発券を考えていきたいです。管理人は単純に車のガソリン価格と同じようなイメージだったのですが、今まで聞いたことがなかった言葉：シンガポールケロシンが云々と妻が言っていたので、また妻に聞いてみることにしましたよ。

燃油サーチャージを決めるもの

シンガポールケロシン価格

2017年２～３月は10ヶ月ぶりに燃油サーチャージが復活して加算されることになり、４～7月は2倍の金額になってしまいました。一般のガソリン価格やレートから換算されるものではなく、シンガポールケロシン価格の日本円換算値から燃油サーチャージが決められています。

 

発券日によって燃油サーチャージが変わる

燃油サーチャージは出発日ではなく、航空券の発券日によって変わってきます。2017年1月まで0円だったわけですが、1/31発券までは0円で、2/1発券分から燃油サーチャージが加算された、ということになります。修行や特典航空券は自身で発券するのでコントロールできますが、ツアーや外部発券だと、決済日が必ずしも発券日とはならず、後から請求されることもあります。

燃油サーチャージ額の改定時期

改定時期

発券日	適用額発表時期	平均値算出対象期間	適用額
4月～5月	2月中旬～下旬頃	12月～1月の2カ月平均値	下記適用条 件表を確認
6月～7月	4月中旬～下旬頃	2月～3月の2カ月平均値
8月～9月	6月中旬～下旬頃	4月～5月の2カ月平均値
10月～11月	8月中旬～下旬頃	6月～7月の2カ月平均値
12月～1月	10月中旬～下旬頃	8月～9月の2カ月平均値
2月～3月	12月中旬～下旬頃	10月～11月の2カ月平均値

旅行開始国が日本

	ゾーン A	ゾーン B	ゾーン C	ゾーン D	ゾーン E
	6,000円以上 7,000円未満	7,000円以上 8,000円未満	8,000円以上 9,000円未満	9,000円以上 10,000円未満	10,000円以上 11,000円未満
日本－韓国・極東ロシア	200円	300円	500円	1,000円	1,500円
日本－中国・台湾・香港	500円	1,500円	2,500円	3,500円	4,500円
日本－グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム	1,000円	2,000円	3,000円	4,000円	5,000円
日本－タイ・シンガポール・マレーシア	1,500円	3,000円	4,500円	6,500円	8,500円
日本－インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ	2,000円	4,000円	6,000円	8,500円	11,000円
日本－北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア	3,500円	7,000円	10,500円	14,000円	17,500円

JALホームページより

今後の見込みは？

実は2017年6月に入ってから、シンガポールケロシン価格は少し落ち着いてきており、60アメリカドルを切っています。日本発券分はそれを日本円換算にするのと、そのレートは一般の為替レートとは違うと思われるため、はっきりわかりませんが、また燃油サーチャージが発生しなくなる可能性は高くなると思います。(あくまで管理人妻の予想です)

ただ、特典航空券など予約の取り直しが難しいものは、仕方ないですよね。来年のヨーロッパの特典が取れたけど7月中に発券しないと落ちてしまうというようなものは、往復で14000円を払うしかないですが、もっと後になったらもっと高騰するかも？と思いながら発券しなくちゃですね。