世界遺産フエにはJTBの現地ツアーで参加@2019夏休みハノイ・ダナン⑪
ベトナムには世界遺産が7ヶ所あり、ハノイではタンロン遺跡、ダナンではミーソン遺跡とホイアン旧市街に行きました。もうひとつダナンから少し足を延ばして行くべきか悩んだのがフエでした。
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目次
世界遺産の集まる街、フエ
ベトナムでは多くの世界遺産に触れることができるので、現在の管理人の旅には欠かせなくなった世界遺産を巡るためには、今回の旅にも少しの遠出は必須と感じ、フエにも足を延ばすことにしました。
フエはダナンから車で2~3時間と離れているし(空港もあるのでハノイから空路アクセスも可)、現地の雰囲気が全くわからなかったので、現地ツアーを利用することにしました。フエでは建物群などを数ヶ所回ることになるので、日本語ガイド付きの会社のツアーを選ぶ必要があるなと思いました。
ハノイやダナンではすぐにGrabも見つかりそうでしたが、フエの情報はネットでもガイドブックなどでも少ないので不安を感じ、少し奮発してJTBのダナン発の現地オプショナルツアーにお世話になって大正解でした。
フエの世界遺産は、阮朝王宮、ミンマン帝廟、トゥドゥック帝廟、カイディン帝廟の建物群なのですが、すべてを周るのはツアーでは難しそうだったので、ミンマン帝廟以外の3つ+ティエンムー寺とランチが付くツアーを選びました。
予約したツアーはこちら!<ダナン発>世界遺産フエ1日観光(JTB/Mybus)
ダナン発のフエ行きツアーは他にもたくさんあるのですが、宿泊ホテルからの送迎だと有料になったりして表示価格だけで済まない場合も見受けられました。
ミーソン遺跡のように見るだけとは違って、王宮や廟を廻るので、歴史やエピソードなどを聞けるのはとても重要と感じました。そしてさすがのJTB!ツアーの最後にはご配慮を頂き、とても助かりました。
ダナンを出発してフエに向かう
この日はヒルトンダナンをチェックアウトする日だったので、朝から荷物を片付け、チェックアウトして荷物をベルデスクで預かってもらってから、JTBツアーに参加する予定にしていました。
迎えの時間の35分ほど前に部屋の電話が鳴り、JTBのガイドが「もう着いて待ってます!!」ということで、あと5分ほどで部屋を出る予定にしていたのが早まりました(笑)
まぁ、チェックアウト自体は予約時に既に決済してあったので特に時間がかかることもなく、すぐに送迎バスに乗り込めたのですが、他の参加者は既にヒルトンまでに乗り込んでおり、管理人たちが最後の乗車となったため、ガイドもあと30分も待てないと思って電話してきたのかもしれません。
5組10名の参加だったのですが、それぞれのホテルの迎えが順調すぎたのかも。
ということで朝8時過ぎにダナンを出発して一路フエの街へ。約2時間ほどかかるということですが、途中は高速道路を通って行きました。
山道は風景を見ても特別楽しめることもないので、寝たり、スマホを見たり、車内はそれぞれの時間を過ごしていたようです。途中の道では目の前で踏切が閉まったので、ガイドさんも電車見られるの珍しいからチャンスですよ!とカメラを用意したのですが、なんと通ったのは先頭の駆動車のみとか(笑)
水上の家?みたいなのが見えたような場所もありました。
阮朝王宮
最初の見学は阮朝王宮です。ベトナム初の世界遺産に登録されており、1945年までのグエン朝の王宮です。
営業時間:7時~18時
入場料金:大人15万ドン(約750円)子供3万ドン(7~12歳、約150円)
正門は3つの入り口があり、真ん中の扉は特別な人しか通れないということで、通常は常に閉まっているとのこと。日本の上皇陛下(天皇時代)にベトナムを訪れた際は、真ん中の扉を通られたとのことでした。
王宮の周囲のお濠には、睡蓮とたくさんの鯉がいました。阮朝王宮はベトナム戦争の標的とされていたので、中はかなり壊されてしまっているところもあります。ツアーでは、正門から太和殿、劇場を見て周ります。
太和殿は撮影禁止、帽子も取りました。思っていたよりも大きくなかったです。
こちらは太和殿の裏側↑。表から見るのとだいぶ見た目のきれいさというか違うのですが、表だけ綺麗に修復が進んでいるということなのか?
太和殿を過ぎるとお土産屋さんとトイレがありました。ここで買うものは特にないのですが、暑い炎天下で少ない日陰になるので、集合がかかるまで少し休んでいました。ふと見上げるとこんな灯篭。ガラスに描かれている花は手書きなんでしょう。手が込んでいます。
売店には民族工芸や、本、暑さをしのぐ扇子や手持ちの扇風機なんかも売ってました。管理人は帽子に日傘持参だったし、ガイドさんも日傘使ってましたから、現地の人でもやっぱりあの直射は暑いようですね。
ほとんどの敷地内が、何があったのかわからないほどの芝生状態。ベトナム戦争の襲撃のあとがこれです。
こちらは劇場。靴を脱いで自由に中に入れるので、ツアーでも自由時間を取ってくれました。
東洋と西洋が入り混じったような仮面がずらりと。いったいどんな舞台が演じられていたのだろう。
舞台上の彫刻がすごい豪華。椅子に座っても怒られなかったので、当時の観劇している雰囲気を味わえます。
天井から吊るされた灯篭がまた雰囲気を良くしているし、壁や柱には絵や柄が施されています。
ツアーでの見学は午門、太和殿、劇場のみでした。後から赤い柱や壁の回廊があったと知ったのですが、太和殿を抜けたすぐの紫禁城あたりだったようなので、そこも行ってみたかったですね。
回廊が見たいと言えば行けたような気もして、太和殿のあたりでリクエストしてみるかガイドに聞けば寄れるかもしれませんね。
劇場を見終わったあとはこの門を抜けて15分ほど歩いて迎えの車に乗り込み、阮朝王宮の見学は終わりでした。ツアーじゃなくて自由に見学したら、かなり時間がかかると思います。
ティエンムー寺
営業時間:7時~18時
入場無料
阮朝王宮の次はティエンムー寺に行きました。ツアーの内容とは順序が異なりましたが、レストランや到着した時間により変えているのかもしれません。
ティエンムー寺は阮朝王宮から車で10分くらいだったでしょうか。八角の7層の塔があり、天女の寺と言われているフエで一番古いお寺だそうです。
階段を上ると塔があるのですが、絵になるので写真を撮る人で全然場所が空きません。
塔には入場できませんが、各層に仏像が安置されているようです。そしてこちらの祠には亀の上に石碑です。結構この亀が大きかったです。
奥に進むと本殿があり、建物としてもとても趣のあるもので、↑のように釈迦の絵が描かれていたりします。
中に入りお参りすることができます。
中の仏像はかなり金ぴかでした。修行が行われているときなどは中は旅行者は見ることができないということでした。
ツアーでは本殿を見学して寺を後にしました。
La Pinesでランチ
JTBのフエ現地ツアーにはランチが含まれているので、La Pinesという店の団体用の部屋でJTB専用メニューのランチとなりました。飲み物は別料金なので、後で飲み物代だけ支払うようになっています。
店構えはホイアンにあるような雰囲気ですが、食事はフエ料理が出てきました。
こちらがメニューで、2人だと1列の長テーブルに向かい合って座るように指定されました。向かいあった同士で1皿に2人分の料理が盛られるものがあるためです。
こちらが麺料理のブンボーフエ。フォーとはまた違う麺ですが、あっさりして軽めに食べられました。
サラダとエビの春巻きとリングフライ。これで二人分ですね。
こちらは1人分。野菜とチャーハンと肉と揚げ豆腐みたいなやつです。あまりよくわかならかったけど、みんな完食していましたね。
最後にデザートということで、調べると現地ではお祝い事に出てくるデザートみたいなんですが、ココナッツ餅という雰囲気でしょうか。こちらは好みがわかれるかなと思います。
こちらは飲み物メニューです。ビールが200円くらい~フレッシュジュースは350円くらい~水は150円くらいからです。
ツアーと言っても1日だけの現地ツアーですし、他の参加者の人と話す時間もあまりないので、こういう食事の場所だけ隣り合ってもなかなか皆さん話すこともなくシーンとしていました。
同じ部屋にもう1組後からやはりツアー客が来ましたが、やはりそちらもほとんど話すことなくという感じでした。管理人たちの参加者の中にはツアーとは違う入り口の方の席で食事をとる方がいたので、リクエストすれば個人で食事をとることも可能だったかもしれません。
トゥドゥック帝廟
トゥドゥック帝は在位が35年と一番長かったそうで、生前からここで過ごすことが多かったということです。
広い庭園には池があり、そこでは魚釣りをよく楽しんでいたそうで、釣り場の建物にも入ることができますが、まずは奥の方にあるお墓に向かいます。
お墓の手前の広場には兵士などの石像が置かれていて、昔のベトナムの人と同じ大きさに作られているんだそうですが、150センチないかなというくらい。今もベトナムの人は小柄な人がおおいですが、昔はもっと背が小さかったということです。
象や馬の石像もあります。ちょっとサイズ感がおかしい感じです(笑)
漢字が刻まれたとても大きな石碑は、トゥドゥック帝のメッセージということです。
オベリスクのようなものもありました。
この門を抜けると陵墓となります。
門を抜け、塀に囲まれた中に陵墓があります。ただ、このお墓のどこに埋葬されているかはわからないということでした。
陶器を壊して造られているモザイク片の中に壽という文字を見つけました。
壁の一部ですが、色彩豊かな部分もありました。
ガイドさんはパンノキって言ってましたけど、昔グアムでパンノキの実を食べたことがあったけど、こんなところにもあるんですね。
こちらがトゥドゥック帝の釣り場です。池にせり出して造られていて、とにかく釣りが好きだったとガイドさんが言っていました。
結構しっかりした造りですが、特に何があるという感じでもないので、釣りをしたり池を眺めたりするだけの場所のようです。
ただとても頑丈に造られているのがわかります。
池にたくさんある蓮の絵が飾られていました。
ベトナムの池や濠などには本当にたくさんの蓮があります。
カイディン帝廟
営業時間:7時~17時半
入場料金:大人10万ドン(約500円) 子供(7~12歳)2万ドン(約100円)
カイディン帝廟はそれまでに作られた他の陵墓よりも一番敷地が小さいのに、豪華絢爛な造りで一番高額な費用がかかったというものです。
あまり広くない道沿いに、その辺りの風景とは全く違う雰囲気の大きな階段が見えると、そこがカイディン帝廟の入り口になります。大きな階段はベトナムで見た格式ある建物に必ずある龍が施されており、上に見える門は欧風の雰囲気です。
ここは階段が多いとは聞いていたのですが、階段の下からはその先の建物が見えないくらいの高さに陵墓があるのです。
最初の階段を登り切っても、広場とまた階段が見えるだけ。階段には龍、門扉がないものの立派な門柱が見えてきて、その奥に見えるのが陵墓かなと思うとまだ階段がありました。
これが最後の階段でこれを上ってようやく啓成殿という墓の建物が見えてきます。
この小さい階段にもやはり龍があり、これだけでも相当なお金と時間がかかっていそうだなとわかりますね。
壁や柱にも細かい彫刻が施されている啓成殿。1931年に完成しており、日本で言うと大正~昭和初期の建物となり、そう思うとかなりの技術だとわかります。
啓成殿の一番奥にある金ぴかの像の下に遺体が安置されているのだそうです。カイディン帝の次のバオダイ帝でグエン王朝は終焉を迎えるのですが、最後の皇帝はフランスに墓があるため、カイディン帝廟はグエン王朝最後の廟となるのです。
柱や壁はフランス風なのに、天井画は龍ですね。
細かいモザイク片で壁が作られていて、全部見ていると相当な時間がかかります。
日本のビール瓶を割ったかけらも使われているとのことで、一番左のサクラ?の木の幹にキリンビールのビール瓶が使われているのだそう。他の所も外国から取り寄せた陶器を壊して造られています。
こちらがカイディン帝。次代のバオダイ帝はこの人にあまり顔が似ておらず、カイディン帝は現代で言うトランスジェンダーだったのではないか?と言われているそうです。
まさしく豪華絢爛なカイディン帝廟でした。
ツアーでは、啓成殿でガイドさんの話があった後は自由行動だったので、じっくりと見学し、一番下の階段の隣にあるカフェで一休みしました。これで今回のツアーでの見学は最後だったので、あとはまた2時間かけてダナンに戻ってツアー終了です。
サービス満点のJTBガイドさん
ツアー自体はホテルまでの送迎で最後となるのですが、ひと組だけ夕食付だったらしく、ホテル送迎の前にひと組をレストランで車を降ろし、最後に迎えに来てもらった管理人たちがヒルトンダナンで降りることになっていたのですが。
ガイドさん、次はどこのホテルに行くの?何で次のホテルまで行くの?と聞いてくるので、海沿いの方だけどタクシーで行く予定と言うと、参加者でもっと先のホテルまで送っていくし、荷物持ってきちゃいなよ!と言ってくれました。
朝のツアー集合前にヒルトンダナンのチェックアウトは済ませてあるので、ベルデスクに預けているスーツケースを取るだけになっているので、ものの1分で車に戻り、次のホテルまで送ってもらえることになりました。
他の参加者の方々には、(遅刻ではないけど)朝も待たせてしまい、帰りも荷物取る時間も待たせてしまい申し訳なかったですが、ガイドさんの気配りがうれしかったです。タクシー代1500円ほどが浮きました。
久しぶりにこういったオプショナルツアーに参加しましたが、見たい所全部を周ることはできないけれど、効率よく周れて説明もしてもらえるツアーもなかなか良かったです。
予約したツアーはこちら!<ダナン発>世界遺産フエ1日観光(JTB/Mybus)
まとめ
だいぶ長い記事になってしまいましたが、世界遺産フエをJTBの1日ツアーで周ったので、その様子と世界遺産についてまとめてみました。
料金としては自分でタクシーチャーターした方がだいぶ安くなるのはわかっていましたが、あまり情報のない地域では連れて行ってもらった方が安心な所はありますね。日本語もとても流暢なガイドさんで、説明もうまくて実りある1日となりました。
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ディスカッション
コメント一覧
こんばんは。
ランキングから来ました。
お写真ありがとうございました。
ベトナムが満喫できました^^
nuts様
コメント遅れてすみません。
いつもご覧いただきありがとうございます。