KUL修行③~3日目はマラッカへ!電車・バス・Uberを駆使!
KUL修行(観光)3日目。マラッカも妻の行きたいところの一つです。マラッカでのミッションは世界遺産であるマラッカのオランダ広場周辺のピンクの建物を見に行くことと、海辺のモスクに行くこと、有名なお店のチキンライスを食べること、でした。マラッカへは現地オプショナルツアーではお迎え~ホテル帰着まで7時間かかり、費用はひとり350~400RM(9000円~)の上にほとんどのツアー会社でニョニャ料理という現地の辛目の食事が付きます。そしていちばんのミッションである海辺のモスクはクアラ午後発の1ツアーしかありません。海辺のモスクは夕方がきれいだけど、午前の時間の使い方も難しくなるし、オランダ広場周辺もさほど広くない範囲のため短時間見学で終わりそう、ということで激安のバスでマラッカに向かい、すべて自力で観光することにしました。
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目次
長距離バスの玄関口、TBSバスターミナルへ向かう
新宿バスタのような、長距離バス専門の巨大なバスターミナルがTBSバスターミナル【Terminal Bersepadu Selatan at Bandar Tasik Selatan】です。KLセントラル駅からKTMコミューターでバンダー・タシック・スラタン駅で降り、駅から直結通路でバスターミナルへ。このとき、KLセントラルからは2.4RM(65円)。この電車のTBSと反対行きの終点がバトウーケイブという名前の駅でしたので、バトウー洞窟にも行けそうですね。
KTMコミューターのトークンとKLセントラルの駅の表示。
トークンは入場時には自動改札にタッチして、降車時は自動改札のトークン入れに差し込むと出られるようになっています。地元の人たちは日本のようにICカードのようなものでタッチ改札してました。
こちらがKTMコミューター車両です。車内は白が基調で日本のような吊広告などはなく、すっきりしていました。車内は一般の乗客がたくさんいたので写真は撮りませんでしたが、ドアの上には電光路線図があり、いまどこに向かっているかも赤と緑のランプでわかるし、管理人のような言葉もよくわからない観光客でも目指す駅の場所さえ覚えておけば、間違えずに降りることができます。
KTMコミューターのバンダー・タシック・スラタン駅を降りて改札を出ると、すぐにTBSバスターミナル方面への連絡通路が見えてきます。それを通るとこんな看板があり中は空港のような景色が広がります。
TBSバスターミナルでバスチケットを購入。
たくさんチケットカウンターがあり、運行会社ごとではなさそうなのに、行先ごとかどうかもわからないので、インフォメーションで聞き、マラッカ行は電光掲示板の下のブルーのカウンターだと教えてもらい並びました。事前に調べたらKKKLというバス会社の33RM(約900円)のデラックスバスがシートも良さそうですが、上の掲示板でも見つかりません。すぐに購入の順番が来てしまい、デラックスシートのバス!と伝えてもヒジャブのお姉さんはムスッとするだけ。結局マラッカ行きのすぐ出発するバスにされてしまいました。このとき、パスポートを確認されましたので、現地購入する場合は、国境近くでなくてもIDまたはパスポートを持参するとすんなり購入できます。で、請求された金額は調べた中でも最安のひとり10RM(270円)。2時間も乗るのに、値段だけで大丈夫だろうか、帰れるだろうか、と不安だけがよぎります(笑)
バスの乗車口へ。
お昼にはマラッカに着くし、飲み物も持参してたので買い物などはせず乗車口へ向かいました。
バスチケットにゲートは書いてありませんが、ゲートは全部階下にあるようで、ここでも自動改札を通ります。チケットカウンターのすぐ後ろにこんな案内があり、係にチケットを見せた後にQRコードを読ませて改札ゲートを通ります。ほんとに小さな空港のようです。階下にはこれまた空港のゲート付近のように待合の椅子がたくさんならんでいて、ゲートもわかりやすいように電光掲示板と案内の係員がいるので、自分のバスが来るまで少し待ちました。
3つ先くらいまでバス会社のマークと行先が示されているので、すぐにわかります。
あれ?思ったよりバスの外観はきれいです。これなら大丈夫かなぁ?
と思ったのは束の間、車内に乗り込むとまず座席番号が窓の上にマジックで手書きされている…。
シートは清潔だけど、頭が当たる部分の合皮がバリバリに割れており、ロングヘアの妻はよっかかる度に割れたシート表面に髪が絡まるとのこと。リクライニングも壊れているのか、倒すと倒れすぎるし、戻すと戻りすぎて直角みたいになってしまいます。帰りは絶対KKKLのバスで帰る…妻がぶつぶつつぶやきます(笑)なんとか我慢して約2時間、マラッカのバスターミナル:マラッカセントラルまで高速をすっ飛ばしていきました。
マラッカのバスターミナル:マラッカセントラル
いろいろ我慢してマラッカへ到着。バス降車後、いまいちシートのせいでお尻の痛みもまだ消えない中、帰りのチケットを年のため購入するためにチケットカウンター探し。マラッカはTBSほど整然とされてないので、チケットカウンターの場所もたくさんありますが、帰りは絶対KKKL社と決めていたので、KKKLのロゴを探してチケット購入。VIPシートとカウンターで指定するも、請求はひとり13RM(350円)。ついたばかりなのにまた不安がよぎります(笑)管理人がチケットを買った後、同じバスに乗ってた人たちもKKKLのカウンターに並び始めました。それを見て大丈夫かな?と思ったけど、もしどうしてもひどかったら、KLまで行ってくれるUberを探せばいいか、と思うことにしました。
マラッカでもUberが使えた。
事前に調べた2016~2017年最初の情報だと、マラッカはまだUberがエリア外で、マレーシアの配車アプリGrabなら使えるとのことでしたが、Uber、マラッカでもばっちり使えました。広いマラッカセントラルで中心地行きのローカル路線バスを探すのも大変なので、一般駐車場の外まで出てからUberを呼びました。すぐに来てくれて、らくらくマラッカ中心地へ向かうことができました。この時のドライバーさんは女性の方。後にも先にもドライバーさんで女性の方はこの人だけでした。実際どの程度儲かるのかわかりませんが、家事の合間にはいい仕事かもしれませんね。
オランダ広場~スタダイス~セントポール教会~サンチャゴ砦~ザビエル教会
マラッカでUberやタクシーに乗ったら、行先はオランダ広場にしよう、とどこかで見かけていたので、その通りにオランダ広場に指定。ピンク色の建物が見えてきて、たくさんの観光客が写真を撮っていました。ツアーじゃないので時間はたっぷりありますから、おなかがすくまでは歩いて観光しようということで、るるぶに載っていたおすすめモデルルートに沿って歩くことにしました。ほとんどの現地ツアーも同じところを回るので、これで充分。
ピンクの建物が青空に映えますね~。この辺りはオランダ建築様式なんだそうです。お隣のスタダイス(博物館)も同じ様式。ここでは外観が見たかったので入場はせず、セントポール教会へ向かいます。セントポール教会は地図だとスタダイスの奥ですが、道沿いにはなく、お店とお店の間の壁に通路穴が開いて急な階段があるので、そこを登っていきました。
手前の像がフランシスコ・ザビエル。ザビエルって日本に来る前にマラッカに来ていて、ここでやじろう(アンジロー)という鹿児島出身の日本人に出会い、そのあと日本で布教活動をしたそうです。このセントポール教会はこのザビエル像と外壁だけしか残っていません。
外壁と石版?
地元のムスリムの結婚式の写真スポットなんでしょうか?とても美しい婚礼衣装で撮影していました。
サンチャゴ砦。ここはセントポール教会の奥の階段を下りると見えてきます。暑いし疲れたし見るだけ。この砦の隣にはスルタンパレスという15世紀のマラッカ王国の宮殿が再現されているところがありますが、外から見ただけ。暑さ・湿気で汗が噴き出ていて、体力消耗してました。オランダ広場ではデコチャリ:トライショーに乗ってる人は見かけませんでしたが、中国系のおばちゃんたちはここらで体力ゼロになったのか迷わずトライショーが何台も出発していきました。
管理人たちはここまで見てランチタイムをとることに。オランダ広場のほうへ戻ります。
チキンライスを食す。
大行列を作る海南鶏飯というお店はすでに閉店してしまっていました。同じようなチキンライス&ライスボールのお店で和記というお店に入りました。チキンライスとライスボール5個が基本のメニューのようです。野菜炒めを勧められたものの断ったのに出てきてしまいました。オーダー取ったおばちゃんがごめんね、と来ましたが、さすがにお勧めだけあって絶品でした。
。
ライスとライスボールは同じ味です。妻のほうはチャイナタウンの南香の方が好みだそうですが、こちらのほうが美味しかったです。ピリ辛の秘伝のたれが美味さを倍増させてくれます。チキンライス、超好きになりました。
帰るときには午後3時ごろになりましたので、お店の正面は閉まってしまいました。ランチの前に暑くて外のお店でココナッツシェイクを飲みたがっていた妻ですが、満腹のため断念。るるぶモデルルートの続きのフランシスコザビエル教会へ歩いて行ってみました。
フランシスコ・ザビエル教会
ランチを取った和記のあるジョンカーストリートから少し歩いてフランシスコザビエル教会へ。こちらは西洋式の建物でさほど古くはありません。教会の中は扉が閉まっていたので外観の写真を撮っていると、おばちゃんが出てきて写真もだめー!と。門の外からでも同じ写真撮れちゃうけど、だめなのかなーと思ったけれど、ここも外観見て満足ですので(笑)
最後のミッション。海辺のモスクへ
ザビエル教会の前の道路はオランダ広場につながっていますが、とてもじゃないけど車を停めて乗車するなんて厳しいほど車の通りが多く狭いため、オランダ広場に戻りUberを呼んで海辺のモスクへ。
本当の妻の希望は満潮で日が暮れたころだったのですが、マレーシアは日が沈むのが遅いなと感じていたのもあり、夕方は諦めました。この日は満潮でもなかったですが、海上に建てられたモスクは美しかったです。満潮だと海中の柱が見えなくなり、建物が海に映って見えるようなので、それは美しいことでしょう。こちらのモスクでも女性はケープ、短パンの男性と肌の出ている女性は衣装も着ます。
管理人は英語も乏しいので、“I cannot speak English.”と言ったところ、ガイドの女性がめちゃくちゃ面白がって、夫婦で写真を撮らせて~と言われました。彼女のSNSにでも載ってしまってるでしょうか?(笑)
再度Uber~マラッカセントラルからバスでTBS(KUL)へ。
ゆっくり海辺のモスクを見学した後、またUberさんのお世話になって、そのままマラッカのバスターミナル:マラッカセントラルへ。時間が早かったけれど、結構疲れてたし、WIFIのバッテリーが限界だったので、Uberを呼べなくなると困るなと思ったからです。
そして心配していたバスですが…
わかりづらい写真ですが、左1列・通路・右2列シートになっていて、事前チェックしていた33RMのバスと同じバスのようでした。かなり横幅の広いシートで、レッグレストもついてます。リクライニングも壊れてない!それはみんな並ぶはずですね。道はあちこちで混んでいましたが、シートが快適だったので気になりませんでした。が、予定ではTBSからヒルトンまでUberで帰ろうと思っていましたが、KL中心部までの道が相当渋滞していたので、行きと同じKTMコミューターで帰り、夕食は駅周辺でピザとビールを買い込んで部屋食にしました~。
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