マイレージの移り変わりと席の仕組み
今日はマイルを貯める、という話からはそれますが、初期のマイレージや座席の仕組みについて少し書いてみたいと思います。
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マイレージのハシリのころから
こちらはうちにあるマイレージ関連のカードの一部です。JMBのたまごっちと787型機のカードは子供たちのカードです。2歳の幼児だった下の子も、もう高校生。さすがにカードを提示することはもうないですが、18歳まではこれなので仕方ないですね(笑)
ICじゃないJMBカードは、妻が旅行会社の会社員だったころ、JALの営業さんに頼まれて作ったものだそうなので、マイレージ会員のハシリのころのようです。お得意様番号も7桁しかありません。懐かしのノースウエストのカードもあったりします。デルタのカードに切り替えるとき、妻のノースは旧姓カードだったので、手続きが面倒でそのままになっていました。マイル残ってるかなぁ? 電話してみよう。そしてAMCカードもありますが、昔にANAに乗ったのかどうか思い出せないけどあるんです(笑)
実は妻は旅行会社だけでなく、ANAマイレージクラブでも勤務しており、国内線の特典航空券の予約や、マイルの事後登録などもやっていて、妻が辞めるころに現在のプラチナサービスが始まったということです。まぁ、そういった内部事情にも詳しかった人なので、一般人に輪をかけて業界話にうとい管理人から見たら、ちょっと変わった考え方が出てくるのかもしれません。
以前より、JAL特典航空券は出発1ヶ月を過ぎたら席が動き始めるので、「最終的にはたぶんとれる」、という管理人にはわけのわからない事を妻は言っていました。「ギリギリに席がとれるって何が根拠なの?」とか、「席が動くってどういう意味だ?」とか、「キャンセル待ちがクローズだとか?」そんなことも意味がさっぱりわかりませんでした。今回、良い機会なので、理解して聞いてみることにしました。
ちなみにANA特典航空券は元々特典枠が少ない設定の上、最後まで有償優先で、特典枠に席を解放することがあまりない、というのが妻の持論です(笑)←これまた根拠はないと思います。
席が動く
これは以前の記事にもちらほら書いたことがありますが、旅行会社はキープしているツアー用の航空座席とホテルをキャンセル料がかかる期間に入るところで、航空会社やホテルに枠を返すとのこと。それが手じまい。手じまい後に予約が入った場合は、航空会社やホテルに問い合わせて空きがまだあれば、その枠をまたもらう。エアー(航空座席)OK、ホテルリクエストなんて言い方をするそうです。
この手じまいの時に航空会社から見ると、旅行会社に預けていた席の残りが戻ってくる、だから自社でキャンセル待ちしてる人に席をあげることができる、ということなんだそう。
現在は手じまい前でもほとんどオンラインで座席が確認できてしまうので、あまり手じまいが関係ないように感じますが、ツアー自体をキャンセルする人も少なからずいるというので、これもまたすぐに航空会社に席が戻ってしまうとのこと。は~なるほど、だから1ヶ月切ったら可能性が出てくる、なんて変な自信があったんですね。
クローズ=キャンセル待ちができない
今回の夏休みの管理人の家族グアム旅行の特典航空券のキャンセル待ちを取り直ししているときに、聞こえてきた言葉。『こんな時期なのにもうクローズだよ~』え、なに、クローズって閉まるとかそういう意味だよね?これは文字通り、キャンセル待ちの人数が多すぎて、これ以上はもうとれる可能性がほとんどないから、キャンセル待ち自体の受付を終了します、の意。
通常は出発日とすごく近い日なのに、まだまだ100人以上キャンセル待ちの人がいたりするとクローズになることが多いそうですが、妻が今回騒いでいたのはこういうことでした。
現在の特典ルールでは、90日を切るとキャンセル待ちの記録も7日間で落ちます(自動的に取消)。だからクローズになってしまうと、もうキャンセル待ちがクローズ期間には入れられないので、キャンセル待ちの人数はどんどん減ってしまう。それなのにクローズが続く理由がほかにあるのか!ということなのでした。ちなみに有償席もいっぱいになっているので、何か意味はあるのでしょうけれど。
最終的にはきっととれる
そして最終的にはきっと取れるという言葉。特典デスクや国際線デスクに電話すると、有償+特典航空券両方を合算したキャンセル待ち人数を教えてくれます。単純に有償のキャンセル待ちもいるし、特典のキャンセル待ちもいる。でも順番は教えてはくれません。それは修行している方はご存知の通り、ステータス会員を優先するからですね。
でも妻は、ステータスも優先はあるけれど、最終的なキャンセル待ちから席が取れてくるときは、たぶんだけど自動ではなくて営業さんなどの意向が入ってくるのではないか、ということ。例えばどこからか営業にプッシュ(優先して取ってほしい!という依頼)があったとか、片道を取れてる人をなるべく優先するだとか、そういうことだそうです。裏技的に同行者をバラバラにして一人ずつの予約記録を作る人がいるようですが、妻のカンだとあまり意味がなく、むしろ最後に全員分とれるか微妙とのこと。
そういえば、去年のグアムは往路だけ特典で取れて、復路は特典が直前でクローズになったので、有償でキャンセル待ちしてましたが、翌日には家族まとめて席が取れちゃいました。キャンセル待ちとしてはステータスもなかったので本来は優先される事はなかったはずでしたが。
とりあえず今回の夏休みは
今回の夏休みのグアムは、クローズになっています。が、そのうちキャンセル待ちも入るようになるかもしれない、入ればステータスで優先してもらいたい、優先してもらえたら絶対グアムに行きたい、などと妻のつぶやきが聞こえてきています。ただ、最終的に難しい場合は旅行先を変更するのか、慎重に検討する必要がありそうです。
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ディスカッション
コメント一覧
初めまして。
いつもblog拝見させていただいております。
少し相談させていただけたら幸いです。
年末年始にANA国際線(羽田ーシンガポール)で空席待ちをしています。
空席待ちしている人数は、私たち夫婦だけです。
ですが、一向に落ちてきません。
何度かプッシュの電話を入れているのですが、落ちてきません。
現在の有償での座席について調べたところ、Yでは8割埋まっていて、Cでは残席多数の状況です。
「最終的には取れる」という奥様の言葉はJALに関してだと理解しておりますが、
それでも、他に何か方法がないものかと思い・・。
何かアドバイスいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ayako様
コメントありがとうございます。いつも来訪くださっているとの事、感謝いたします。
ANA特典航空券については、正直今まで一度も利用したことがないので、何とも言えないのですが。
一般的にANA国際線特典については取りづらいと言われています。
妻が取れると言っていたのは、基本的に手仕舞い後の話になりますので、年末でこの時期となると
まだプッシュしても有償からの開放はJALであっても厳しい状況ではあると思います。
手仕舞い後というのは、ピーク時の場合は出発から40日を切ってからになります。
(ツアーのキャンセル料がかかる期間に入る時期です)
ステータスがあると、多少のプッシュは効果があると思いますが、開放はまだ難しいのではないかと思います。
実際にキャンセルする人が出てくるのを待つようになるかと思います。
昨年より、JALはピーク時に有償席に空席があっても飛ばすのを見ていますし、実際デスクでも
空席でも開放せず飛ばしますと言われましたので、ANAはもう少しシビアなのではないかと思います。
JALであればCでもキャンセル待ちを入れるところですが、ANAの場合は特典Cの開放席数が2席と
決まっているようなので、こちらも厳しいですよね。
ぎりぎりまで待つか、特典分のマイルをポイントに換えてツアー代金や航空券代に充てるとマイルが積算
されるので、特典より得ではないですが旅を確定させるか、の選択になると思います。
現状片道でも取れているのなら、ダメ元で待ちますが、行くことを優先するなら
旅を確定する方を選ぶと思います。
お役に立てず申し訳ありません。希望通りの旅になりますように。